Lapidary Journal 誌の記事
Wikipediaの人造宝石節にあるように、飯盛研究所は海外に販路を広めるため 1969年にアメリカの宝石業界誌 Lapidary Journal誌にVictoria stone の紹介記事を投稿しました。 その結果、アメリカで好評になり日本国内よりアメリカで良く売れるようになりました。これは、日本では「宝石はやはり天然石でなくては」という考えが一般的であるのに対し欧米人は「天然石であれ人工石であれ美しければ良いではないか」という合理的な考え方をするためと考えられます。

飯盛研究所で作っていた人造宝石は多種類ありましたがアメリカで販売したのはビクトリア・ストンだけだったため、「Victoria stone = Iimori stone」として扱われるようになりました。時々飯盛石 (iimoriite)と混同されますが、これはイットリウムを含む希元素鉱物であって、宝石とは関係ありません。

この記事をきっかけにアメリカでビクトリア・ストンが知られるようになった事と、業界誌なので一般の目に触れることはまず無いので、取り上げました。なお、この時期飯盛は河合良成氏の要請を受けて小松製作所技術研究所の嘱託の職にあったので、便宜上執筆者は飯盛研究所の職員の名前になっています。



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